薬剤師転職の失敗談|面接で職務経歴書を忘れた私が合格できた理由

私の転職失敗談 職務経歴書を忘れた私が合格できた理由

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  • 初めての転職でどこに気を付けて転職活動を行った方が良いのかわからない!
  • 転職後に失敗したケースを知り、失敗しないような注意点やリスクを知りたい
  • 前回の転職は失敗したから今回は絶対に失敗したくない!!!

転職は経験が「ない」か「少なく」、注意点やリスク対策が十分にできないため、失敗してしまうケースが多いです。
私は現役ドラッグストアの薬局長であり、転職で年収を150万円も上げることができました。私は『職務経歴書を忘れる』という大きな失敗をしましたが奇跡的に第一志望に合格することができました。
この記事では私自身の転職失敗談とそれでも合格できた理由をお伝えしていきます。
この記事を読めば決して100%合格ではないけど、失敗しない転職活動の仕方を学ぶことができます。

目次

私自身の転職失敗談7つ

私が経験した転職失敗談

転職サイトを利用せずに転職をした(1回目の転職)

私の転職1回目の話です。当時は転職サイトを利用せずに転職活動を行い、市場価値給与条件などもわからず大手だからと転職をしてしまいました。日本では最大規模のグループ病院でしたが、労働条件は決して良いものといえる職場ではなかったのが事実です。結果として給与が低い、転勤が多いという理由で転職を決意しました。

転職エージェントを使わないと視野が狭まり、チャンスを逃すことがあります。自分の市場価値がわかるだけでも失敗は極端に減らすことが可能です。

情報不足のまま判断してしまうと、結果として希望条件に満たない職場を選んでしまうリスクが高まります。運要素ではなく確実に転職を行うには十分な情報収集がものすごく重要です。

求人を探していた「つもり」だった

転職をしよう!と思ったときに必ず求人をみると思います。ただ、うわべだけ見て「お!今より給料いいじゃん!」「職場も近い!」などの情報だけで終わっていませんか?

当時の私は全くできていませんでした。。。

求人を「探していたつもり」では、理想の転職にはたどり着けません。

転職エージェントと話すことで非公開求人など、あなたにぴったりな求人を紹介してくれることもあります。実際に転職サイトの公開求人に応募しようとしてもすでに募集を締め切っていることもあります。鮮度の高い情報を得るためにも話を聞き、生きた求人をみることをオススメします。

転職エージェントについて調べてなかった

当時の私は転職エージェントを全く信用していませんでした。ただ電話が鬱陶しいくらいにか思っていなかったのも事実です。

2回目の転職で「なんで早く使わなかったんだろう」と実感しました。避けていただけで、実際に利用すると思っていたより真摯に向き合ってくれたことに驚きました。理由は時間と人を惜しみなく自分に使ってくれたことです。担当エージェントとその上司で3時間ほど3者面談実施してボコボコにダメ出しされました。。。

転職の考え方、薬剤師業界の動向、市場価値などかなりの時間を割き指導してもらいました。まず見ないシチュエーションでしたが、目が覚めてゼロから転職活動を行いました。

転職エージェントの利用方法や役割を知らないまま転職活動を進めるのは正直もったいないです。エージェントは、企業の内部情報や非公開求人を持っており、強い味方になってくれます。しかし、利用方法や得意な業界を理解していないと、エージェントの強みを活かせないままに終わってしまいます。転職前にエージェントについてしっかりとリサーチして利用することが成功のカギです。

転職エージェントを1社しか使っていなかった

転職エージェントを1社しか使っていなかったのは正直失敗したなと思っています。

たまたま希望の企業の求人があり、エージェントとの相性も良好だったからよかったですが、どちらかが欠けていたら失敗していた可能性が高いなと終わってから実感しました。

他の転職エージェントだったら条件は変わっていたのかも?という点も後悔しています。

後から知った話ですが、転職エージェントには得意な業種があり、取り扱っている求人の数が全然違ってきます。1社の転職エージェントだけだと、情報不足や視点の偏りを招く可能性があります。

異なるエージェントは、持っている求人や業界の知識が異なるため、複数のエージェントを利用することで、より幅広い選択肢を得ることができます。エージェントによって得られるサポートや相性も異なるため、自分に最適な支援を見つけることが重要です。複数のエージェントを併用することで、転職の成功率が向上します。

明確なビジョンを持って転職活動をしていなかった

ビジョンや目標が曖昧なまま転職活動を始めると、行き当たりばったりになりがちです。

私は業界も考えず転職活動を行おうとしており、エージェントに呆れられました。

転職の理由や将来のキャリアプランが明確でなければ、自分に本当に合った職場を見つけるのは難しくなります。

なにより志望動機も薄っぺらく、面接でもどこにでもある回答になってしまい企業としても魅力的な人材にはみえません。

まずは自己分析をして「転職を通してどうなりたいのか」「そしてどうやって実現していくか」を考えることが大事です。

第一志望の面接時に職務経歴書を忘れた

これは転職で最大の失敗です。もはや黒歴史です。。。言い訳なんですが、新卒で就職するときは職務経歴書って必要なかったんですよね。。。笑

転職エージェントとのコミュニケーション不足もあって第一志望の面接に職務経歴書、忘れました。

人事の方も私も「え?」って状態で完全終了だと思いましたね。普通は一発アウトです。

常識のある皆様は、面接前には必ず書類の確認を行い、事前準備を怠らないようにしてください。

条件交渉を行わなかった

条件の交渉を全くできていませんでした。最終的に「今より良い条件であれば」と転職の最低条件のようなことを言っていました。

条件交渉は転職後の満足度に大きく影響するため疎かにすると、後々不満に繋がることがあります。条件交渉は、自己評価の高さや業界の相場を理解して行うことが重要です。交渉を恐れず、自分の価値をしっかりと主張することが、成功するポイントです。

失敗続きの転職活動でも成功できた3つの理由

失敗続きの転職活動でも成功できた理由

転職エージェント以外でも色々な人と話をした

私の転職が上手くいった理由の一つとして、転職活動中多くの人の意見を聞くことができた点です。

調剤薬局の相談役、エージェントの上司、ドラッグストアの人事。違う業界の方と話すことで、自分に合った道はドラッグストア業界だと明確なビジョンが持つことができました。

転職活動をするうえで、自分には何が足りないのかどういう人生を送りたいのか深く考えるきっかけにもなりました。自己分析ができることで面接でもうまく言語化でき、アピールを行えたことが成功に繋がったと思います。

企業の望む人物像を理解していた

私は企業比較を重ねて、第一希望のドラッグストアを明確にして、積極的に企業研究を行いました。

企業研究は本当に大事です。企業の求める薬剤師像がわかった上で、自分のなりたい理想像を重ね合わせることができるからです。私ならこんなことができます。とアピールに繋げることも可能です。

当時、希望のドラッグストアは急速に店舗展開をしており今後も併設率拡大のために管理薬剤師候補の育成と確保を行っておりました。私は出世思考もあり、管理薬剤師というポジションに興味がありました。

面接時にも希望を伝えており、企業としても貴重な人材だと判断されたと考えています。

ドラッグストアで最も大切なことを理解していた

私が合格できた理由はドラッグストアで大切にしていることを理解していたからだと考えています。ドラッグストアの薬剤師に求められるのは「サービス」です。

これを知っているだけで面接が有利になります。特に病院からの転職組は知識や資格を武器にすることが多いです。もちろん薬剤師なので知識や医療の提供は必須です。ドラッグストアではサービスが求められ、接客や接遇もプラスαで重要になります。

私の場合、面接時にも接客・接遇を意識した「感じの良さ」で売り込むことで、評価に繋がったと思います。

余談

職務経歴書を忘れた私でも、結果として第一希望のドラッグストアに合格することができした。

後日、面接を担当してくれた人事の方と話をしたときに○○さんを採用に持っていくのは大変でしたよ。でも薬局長志望もあって、ものすごく感じが良かったので頑張りました!というお言葉をいただきました。

失敗しないための7つの方法

失敗しないために絶対にやるべきポイント

希望の条件は優先順位をつける

転職活動を成功させるためには、自分の希望する条件に優先順位をつけることが大切です。給与や勤務時間、勤務地、福利厚生など、すべての条件を完璧に満たす職場はなかなか見つかりません。そこで、自分にとって最も重要な条件を明確にし、譲れない点と妥協できる点を区別することが必要です。優先順位をつけることで、現実的な選択肢を見極め、理想に近い職場を見つけるための大きな一歩となります。

ドラッグストアの本質を理解する

ドラッグストアは、病院やクリニックとは異なる側面があります。患者対応だけでなく、商品販売や接客など、サービス業としての要素が強いのが特徴です。薬剤師としての専門的な知識はもちろん、販売促進や顧客サービスに対する理解と適応力も求められます。

情報収集はしっかり行う

転職活動において、正確な情報収集は非常に重要です。インターネットでの口コミや企業のウェブサイトだけでなく、実際に働いている薬剤師から話を聞くことも大切です。業界のトレンドやその企業がどのような価値を提供しているかを把握することで、自分に合った職場かどうかを判断できます。情報を集めることで、面接での質問に対して自信を持って答えられるようになり、印象も良くなるため成功へと繋がります。

求められる薬剤師像を理解しておく

ドラッグストア業界では類似企業が多い反面、成長戦略が企業ごとに異なることもあります。企業のビジョンや今後の成長戦略を理解することで、どういう薬剤師が求められているのか、自分ならどう貢献できるかを考えてみてください。企業の求める薬剤師像を理解し、それに応じたアピールができることで、面接での評価が高まり、採用されやすくなります。

自己分析を行う

自己分析は、自分のスキルや経験、価値観を整理し、それがドラッグストアの薬剤師としてどのように活かせるかを明確にしてくれます。同様に転職を通して自分がどうなっていきたいのか、それを転職先でどうやって実現していくかを言語化することが大事です。自己分析がしっかりできていると、面接でのアピールポイントも明確になり、成功に繋がりやすくなります。

希望の職場は多方面から考察する

希望の職場について考える際、単に表面的な条件だけでなく、あらゆる方向性から考えることをオススメします。

残業代はしっかり出る?
年間休日はどのくらいある?
会社が用意してくれてる休暇制度は?
時短勤務は子供が何歳の時までできる?
教育体制はしっかりしてる?
離職率はどのくらい?
有給の消化率って高い?

より細かくみることでミスマッチも防げて、転職で失敗する可能性を避けることができます。

求人情報は複数から集める

求人情報を1つのソースだけに頼るのは避けた方が確実に良いです。複数の求人サイトやエージェントを活用し、幅広い選択肢を得ることが重要です。また、直接企業の採用ページをチェックしたり、業界内の知り合いから情報をもらうことも有用です。多くの選択肢を比較することで、自分に合った条件や職場を見つけやすくなりますし、転職エージェントとの相性が悪かった場合にの対策になります。できれば2社以上の転職エージェント活用することをオススメします。

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