- 転職先はどうやって選べば良いのかわからない。
- 転職をしても不満はあるだろうし後悔しそう
- 正直ドラッグストアはどこも同じだと思う
転職先選びってすごく大事なんですけど、自分にあった場所に就職できている人って少ないんです。
私は現役ドラッグストアの薬局長であり、転職で年収を150万円も上げることができました。
この記事では薬剤師の転職活動でドラッグストアの選び方をわかりやすく解説しています。
この記事を読めば自分の理想の将来像にマッチしたドラッグストア選びが実現できます。
転職先を選ぶ際のポイント3選
転職の軸から考える
転職先を選ぶ際は『転職の軸』から選ぶようにしましょう。
もし、自己分析で転職の軸ができていない方は、まず↓こちら↓の記事を参考にしてください。
転職の軸から企業を選ぶことで『理想の労働環境』『なりたい自分になれる会社』『自分の力が活かせる仕事』を実現することができます。
条件は優先順位をつける
転職先を選ぶ際にはあなたが求める条件に優先順位をつけてください。優先順位を付けることでより的確かつ効率的に会社を選ぶことができるからです。
例えば、下の表のように絶対に『譲れない項目』と『妥協できる項目』に分けて優先順位をつけます。優先順位が高く1~3の譲れない条件でドラッグストアを絞りこみ、4~5番の妥協できる部分はより条件の良い会社を選ぶ!というように選んでいきます。
優先順位 | 労働条件 | 妥協の判断 |
---|---|---|
1 | 『時短勤務は小学校卒業』以上 | 絶対に譲れない |
2 | 長距離転勤なし(勤務地限定) | |
3 | 年収550万円以上 | |
4 | 長期休暇制度あり | 妥協できる |
5 | 研修制度充実 |
このように優先順位をつけることでよりあなたの希望にあった会社を選択できるようになります。
乗り越えられるメリットがある会社を選ぶ
会社選びで重要なことは不満や不安がない会社を選ぶのではなく、不満や不安を乗り越えられるだけのメリットをもつ会社を選ぶことです。
なぜならば、仕事をしていると必ず嫌なことは起こります。100%不満や不安は生まれます。他社のが良かったのかなと考えてしまう日もあるはずです。そんな万が一が起きたときでも乗り越えられるだけのメリットがあれば後悔はしないはずです。
例えば、子供との時間を大切にするためスギ薬局に転職し、転職後に不満な点もいくつか出てきました。この場合、転職は失敗だったと捉えて、他のドラッグストアへの転職を再度考えるでしょうか。答えは否です。スギ薬局では『短時間勤務は中学校卒業まで』この期間はドラッグストアの中で1番長いです。転職において最重要視していた部分が他のドラッグストアで替えがきかない唯一のものであれば、乗り越えられ、後悔はしないはずです。
転職先を選ぶうえで、デメリットばかり気になってしまいますが、それらを乗り越えられるだけのメリットがあれば転職先選びはOKです。何かあっても頑張れる理由、続けられる理由を見つけて転職先を選んでみてください。
ドラッグストアを10社から選ぶべき理由
ドラッグストア業界の中で企業を選ぶ場合、上位10社から選ぶことをオススメします。
なぜなら、ドラッグストア業界において上位10社の市場占有率は約80%と大半を占めているからです。さらにはM&Aも加速してきており、大手以外のドラッグストアに勤務した場合、買収される可能性もあるからです。
では実際に10社の中からどのように選択をしていくか具体的な方法をみていきましょう!
選ぶ手順① 勤務地から絞り込む
ドラッグストアを選ぶ際に、まず考えるのが勤務地の限界です。これは物理的に勤務が可能かどうか、消去法で考える必要があるからです。
例えば、北海道や九州在住の方が、今後も同じ地域で暮らしていきたいと考えている場合、関東を中心にドミナント展開をするクリエイトSDへの就職は物理的に不可能です。反対に転勤の多いパートナーがいる場合、ウエルシアなど広範囲に店舗展開をしている企業を選ぶことで、再就職ではなく異動で済むため、長期的な視野で考える必要があります。
ゆえに、まずは勤務地から勤務できるドラッグストアを絞りこむことをオススメします。
選ぶ手順② 労働条件から選ぶ
次に労働条件からドラッグストアを選択しましょう。労働条件は自己分析で深堀した内容にそった条件に優先順位をつけて考えるのがオススメです。
優先順位をつけることにより、条件を絞りやすく自分に合ったドラッグストアを見つけやすくなります。年間休日、福利厚生、短時間勤務制度などの労働条件が自分のライフスタイルやキャリア目標と合わない場合、ミスマッチを生みやすくなります。
具体的な例は以下の通りです。
『子育て重視』が求める労働条件
- 時短勤務が小学校卒業まで取れる会社
- プラチナくるみん認定の会社
『ワークライフバランス重視』が求める労働条件
- 年間休日116日以上
- 長期休暇制度あり
- 有給取得率は高い
転職先を選ぶ際は、自分の希望条件に基づいて労働条件を整理し、優先順位をつけて検討することが重要です。まずは「自分が何を重視するか」を明確にし、条件に合う職場を探すことで、転職後の満足度を高められます。
優先順位 | 労働条件 | 妥協の判断 |
---|---|---|
1 | 『時短勤務は小学校卒業』以上 | 絶対に譲れない |
2 | 長距離転勤なし(勤務地限定) | |
3 | 年収550万円以上 | |
4 | 長期休暇制度あり | 妥協できる |
5 | 研修制度充実 |
選ぶ手順③ 転職の軸にあった業務や目標から選ぶ
薬剤師がドラッグストアに転職する際は、自分の『転職の軸』に合った会社を選びましょう。
あなたが何を求めるか転職の軸が定まっていないと、働き方や職場環境でミスマッチが生じる可能性があるからです。
- 発展途上のドラッグストアで実績を出したい
- 人事やマネジメントに挑戦したい
- 社風に共感できる職場で働きたい
- 研修制度が整っている会社で学びたい
- 将来自分の薬局を持つため一人薬剤師など新店立ち上げに関わりたい
- 教育に携わり新人教育など講義を担当したい
- 糖尿病の専門資格をもって継続的に関わっていきたい
上記のような優先したい要素を明確にすることで、自分に最適な職場を見つけやすくなります。転職先の方向性が自分の軸に合えば、やりがいを感じやすく、長期的に働ける職場になります。
転職活動を成功させるには、自分の転職の軸を明確にし、その軸に合う会社を選ぶことが重要です。スキルや価値観を活かしながら、働きやすい環境を手に入れましょう。